パリ20区(Cours de Vincennes)と10区(Bd. de Bonne-Nouvelle)のブロカント

先週の土曜日は午後から用事があったので、早起きして郊外のTremblayのブロカントへ。気温が上がってきたせいか、スタンド数が約3割増しと活気はあったものの、収穫はゼロ。

タイミングよくバスが来たので、そのままパリ20区のCours de Vincennesのブロカントへ移動する。

空腹に耐えられず、道の反対側の朝市でファラフェルを買って、それを食べつつスタンドを回った。

ここでは、ポーチドエッグを作る器具を購入… でもまだ物足りない気分。
今度は同じ20区の、Père Lachaise駅周辺で開催のブロカントを目指す。

到着するとそこには何もなくて… またもやガセネタをつかんだらしい、私は。
最近こういうのが多くて、たいしてショックも受けなくなっているので、さっさと10区のBonne-Nouvelle駅へ向かった。

これが楽しかった!それまでのハズレ分を取り戻すかのような勢いで、いろいろ購入。

20区で見つけた、ポーチドエッグ用の器具3個。
使いかけの生姜やニンニクを入れるのに使えるな、と思っている。

1950年代の、アルミ製のトレイ。

印刷工場で使われていた活版。
「FACTURE」は、請求書または領収書の意味。
書体はFutura、横幅20cm以上もある。こんなに大々的に「領収書」と書かれるべき書類って、いったい…??

左手前の3つも、古い活版。
ブーツの絵のものを2つと、sécateur(園芸ばさみ)の絵のものを1つ。
見た瞬間、もしやManufranceカタログの版下に使われたものではないか、などと思って興奮。

楕円型の小さな皿は、20世紀初頭のChoisy-le-Roiのもの。
東洋趣味な絵柄に、ジャポニズム贔屓の時代を感じる。ピンクや黄色、黄緑色の小さいマカロンを載せたら、さぞかしかわいいだろうと、妄想がふくらむ。

Raymond Loewyがデザインした、Le Creusetのコケル。
よれよれの年配男性のスタンドで、路上に直置きされていたのを発見した。
欲しいと思いはじめてから約1ヶ月、やっと出会えてうれしい。
4ヶ所ハシゴした甲斐があったというもの!

容量は4,5リットルで、大人数の煮込み料理もこれならOK。
油まみれだった底面を洗うのに30分かかったものの、目立った欠けや傷はない、素晴らしい状態。

売り主の爺様、この鍋で作っていた自慢のウサギの煮込みのレシピまで教えてくれた。が、鍋が手に入ったことに興奮しすぎて、レシピは覚えていない。

4 Comments

先日はご丁寧にHPを教えていただいてありがとうございました!!!
・・日本は今ひどいです。
私は神奈川県在住ですので震源ではありませんでしたが、都市機能は麻痺しています。
7月になったら平穏を取り戻して、、無事にパリにいけるくらい日常が戻ってきていますように。
わからないことがあったら、また質問させてください。

あやぺちさん
ちょうどパリを離れて電車で移動の日に地震のニュースを知って、携帯電話と友人宅のネットから情報を集めていました。大変な中、わざわざコメントを残して下さったのに、お返事がおそくなってしまってすみません。
夏にはあやぺちさんが予定通りの旅行を出来るくらい、日本が平穏な姿に戻ってくれているようにと、強く祈ります。
このような大惨事の中で大きな暴動も野蛮な略奪も殆ど見られず、国民が比較的冷静に対応していることに、こちらの人々は賞賛の声をあげています。(フランスでこの規模の災害が起こったら、どんなカオスになるのだろうと想像するだに恐ろしいと、仏人自身が言いますから)
遠くにいて何もできないことが歯がゆいです。

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