Vanvesのブロカント | 2021/05

3度目のロックダウン期間が明けてしばらくして、やっとブロカント開催許可が下りたと聞きつけ、いそいそとヴァンヴの蚤の市に出かけた。

前に訪れたのは4ヶ月前、月日が経つのは早いなあ。

足早に進んでいつものあたりに友人Lのスタンドを見つけ、再会を喜んだ。
元気そうでよかった。

スタンド内を端から端まで何巡もして見たのだが、めずらしくピンとくるものがない。久しぶりだし何か買ってあげたかったのに。

たまにラック什器以外の不思議な場所から洋服を出してきたりするので、「まだ店出ししていないものとか、もしかしてある?」と訊くと、出てきた。しかも、彼女が仕入れたときに私に似合いそうだと思った、という代物。

1960年代後半カシミヤニット

フワッフワのカシミヤのニット。
前身頃に大きめの汚れがあったのだが、きれいに落とせた。

あまりにケタちがいにフワッフワで軽くて、今まで触ってきたカシミヤとは別の階級の、スペシャルに高貴なヤギの毛なのかと思うほど。猫のアゴの下らへんの毛みたいにフワッフワ。

ブランドタグと素材タグとサイズタグ(しかもしつこく2枚!)が狭いところに集まりすぎていたので、撮影後に間引きした。

1960年代後半から1970年代前半あたりのものかな。ida gana Parisというブランドについての情報は得られず。

昔のウールはぜんぶ質が良い。今の「カシミヤ100%」表示された製品の中には、100%じゃないものも多いと聞く(ニットのプロが触るとすぐにわかるらしいぞ)。

しかし、袖なしのカシミヤって着られる季節がほとんどないよね。ずっとクーラーの効いた室内にいられる夏の日とか?辛抱づよくチャンスを待つことにしよう。