パリ2区(Pl. de la Bourse)のブロカント | 2021/04

ひと月ぶりの2区の証券取引所前ブロカント。

この日まではブロカント開催が許可されていたのだけれど、週末からは1ヶ月のロックダウン(軽めとは言え3度目)が始まろうとしていた。ブロカントは外での開催だし禁止されないでしょう…とか思っていた私は甘かったね。

とにかく、友人Lに会いに行くことに。

彼女のスタンドに着いた途端、素晴らしいワンピースに目が釘付けになる。
これは…!と見つめていたら、Lが「朝からずっとそこに掛かっているのに、立ち止まって見たのはあなたが初めてだよ。やっぱり!」と言う。もうこれは私のことを待っていた服だと思っていいと思う。鏡でざっと見て(見なくても似合うのわかるけど儀式として)即決。

1980年代Infinitifワンピース

Infinitifの1980年代の品物。80年代のポリエステルって本当に薄くてツヤツヤで超軽量、ドライなシルクって感じだ。

この見事なカラーリングのマルチストライプ!ウエストで縦方向と横方向を切り替えるとか、もうオシャレすぎてなんなの… いままであまり気にしていなかったブランドだけど、こんなの作ってた時代があるなら俄然、好印象。

ベルトループはあるけれどベルトはない。でも大丈夫、ヴィンテージ服にはこういうのが多いので、ベルトはコレクションしている。

もう1着は、イタリア製の半袖ニット。

1960-70年代Dralon素材ニット

半袖ニットは山ほど持っているのでもう買うのは控えようと思いつつ、こんな色のを見つけちゃったらしょうがない。しかも紙タグつきのデッドストックときた。

Dralonという新素材が使われた、1960年代から1970年代あたりのもの。
ドラロンは断面が犬の骨(!)のような形をしている繊維で、吸水速乾性と発色の鮮やかさが売りのドイツ生まれの素材。
たしかに、洗濯時の乾きが異常に速かった。水着かと思うくらい。

この大好きな人口芝の色、そしてフリンジ。気になっていた汚れは無事に落とせたし、着るのが楽しみだな。