不思議なサイズのショッキングピンクのレインコート

最近はピンク色の服が気になって仕方ないのだが、これぞ理想的という鮮やかなピンク色のレインコートを見つけた。1960年代のもの。

1960年代のショッキングピンクのレインコート

販売サイトでは、サイズはUK8-10(フランスの36-40くらい)との説明だったので、「ストレッチ素材でもないのに不思議だな」とは思っていた。

10日ほど待って、届いて試着してみてびっくり、これかなり小さいのでは(着られるけど、下にはカットソーかシャツ1枚くらいかな)…

ベルトは短いし(きれいなリボンには結べない)、袖丈も短い。襟の後ろに着いているサイズ表示らしき数字は「8」だ。UK8ってこと?それにしても袖が短くないか?下に着た洋服の袖先が雨に濡れるのでは?

内側のメーカータグを見て、「あ、これには見覚えがある!」と、ヒョウ柄のレインコートを出してきたら、まったく同じイタリアのメーカーだった。

ヒョウ柄の方の表示サイズは42。イタリアの大人の女性のMサイズである。

ということは、このピンクの方は、ヘタすると8歳の子供用ってことなのでは…?イタリア製造で、イタリアやフランスでも流通していた商品なら、数字の「8」は8歳児用という可能性もある。が、8歳にしては巨大な気もする。当時のイギリスの8歳は身長160cmくらいあったんだろうか。

もしくは、大人用のSサイズ(UK8)で、腰紐をやたら短く作ってしまったので今まで売れ残ったってことか?

左ポケットに何か入っているので出したら、新品のイギリス製レインキャップだった。

某有名ファッション誌編集者のおすすめ店記事に挙がるくらい有名なイギリスのヴィンテージ店から買ったのだけれど、サイズに関しては各所を測ったcmの数字をあらためて訊くべきだったかな。ベルトを使わずに羽織って着ればいいんだけど。