Chauffryのブロカント その1

最近になって、ブロカントに本気ではまりはじめました。(今更と言うか、とうとう!と言うか)

パリに住みはじめた当初は、有名なクリニャンクールやヴァンヴの蚤の市にいそいそと出掛けたものですが、早起きが段々つらくなっていつの間にかフェードアウト。以後、早起きしなくてもいい街中のブロカント(古物市)を、偶然見かけたら冷やかす程度に。

その私がこの夏から、ブロカント情報のサイトを事前にチェック、早起きしてほぼ毎週末ブロカントに通う生活。(その理由については、またいつか。)
折しもフランスはヴァカンスシーズン真只中、パリ及びその近郊のブロカントがめっきり減ってしまうも、サイト情報を頼りに毎回どこかしらのブロカントを見つけ出して通っていました。

さすがに先週末の15日(日曜日でしかも祝日!)にはどこもかしこもブロカントさえもお休みでしょう、と思いつつ探したら… あった。その中から選んだのが、Chauffry(ショフリー)という町のブロカント、理由は「電車で行けそうだから」。

そうです、車を持っていないので、電車やバスでもたどり着けることが条件の「ブロカント巡礼」なのです。

まだ見ぬ町Chauffryがあるのは、パリの南東方向に隣接するVal-de-Marne(ヴァル・ドゥ・マルヌ)県のそのまた向こうに広がるSeine-et-Marne(セーヌ・エ・マルヌ)県。メトロの区切りで言うとゾーン6、最果てのエリア。パリからは、東駅始発のSNCFのP線に乗って行けます。

家からは高速郊外鉄道RERのE線にアクセスできるのでそれで終点Tournanまで30分、P線に乗り換えてCoulommiers(クロミエ)駅まで約30分、最後にSNCFバスに乗って10分という方法を使うことにしました。

天気予報では終日雨天というので直前に一瞬迷ったものの、決行。見知らぬ町に傘をさして出発…

これは、初めて乗ったP線の車内。新しい車両なのになんだか懐かしい色使いで、しかも清潔&快適でした。

窓の外に広がるのはのどかな田舎の景色。麦畑や玉蜀黍畑が延々と続き、馬や牛たちが草を食み、遠出の気分を盛り上げてくれます… 相変わらず雨はしとしと降っていますが。

P線に続いて乗ったSNCFのバスには、地元の人しか乗っていない様子。パリ郊外からわざわざ一時間半もかけてやってきたようなのは、私たちだけでしょう。

さて、お目当てのChauffryに到着。念のためにGoogle Mapをプリントしてきたものの、必要なかったかも。町の中心に続く道は一本しかないので、間違いようがない!

市役所前広場に続くその道の両端に、ぽつりぽつりとスタンドが現れますが…
出店者の予定数は50から100(主催者の情報)だったのが、当然この雨で激減、20スタンドいたかどうかという感じ。

ブロカントにつきものの軽食屋さんも、雨なので屋根の下に。

!!!
燃え盛るバーベキューinバス停(私の乗った中距離バスではなくて、市バスの方だと思われます)。ここで焼いたソーセージを、向かって左のスペースでサンドイッチにしてくれるようです。雨の中、ソーセージの焼ける香ばしいにおいを嗅ぐというのは、なかなかシュールな感覚。

あまりの規模の小ささに、45分くらいですべてを見尽くしてしまったものの、復路のバスはなんとそれから100分後。

どこかで休憩したいと思っても、一軒のカフェすらもない。バス停のベンチに座ってじっとしていても寒いだけなので、雨足がより強まる中、Chauffryの町を散歩することに(この途中で掘り出し物を見つけたので、散歩は大正解!)。

大きな庭のある家々が静かに点々と並び、古い農家の建築がそのまま残っていたり、庭にトラクターが停めてあったり、薪置き場で猫が眠っていたり。普段から野生の小動物に縁のある相方は、走り去る赤毛のりすを目撃。(もしかして「りすのパナシ」みたいな?)

村の端っこ近くにひっそりとあった建物。
さて、これはなんでしょう。
(つづく)