パリ13区(Bd. Auguste-Blanqui)のブロカント | 2013/4

4月1日、復活祭の祝日に訪れたパリ13区。
よく晴れて気持ちのいい日だった。

重さ2kg弱もある、綺麗な水色のボトル。こうして撮ってみると、やっぱり可愛くゆがんでいる。

19世紀より、カフェやビストロで炭酸水を入れるのに使われたSiphon(シフォン。Syphonとも綴られる)。専門業者がこれに炭酸水を詰めて、各店舗に納品していたのだとか。瓶入りのペリエやバドワの販売前の時代のオブジェである。

高圧による爆発リスクがあったこと、そして金属の加工技術が向上したこともあり、シフォンは1952年から使用禁止に。

炭酸水の納入業者は複数の飲食店と取引があったので、AカフェのボトルにBビストロのキャップ、のような混在も珍しくなかった。今回買ったこのボトル、本体に「Brasserie Malouine」とあり、キャップの刻印と一致する。

売り主によれば、1920-30年代の物。細いセリフ書体のステンシル文字がよい。

瓶の下の方に小さく書かれたCirier Pavardについて検索したら、あるフランス人のサイト(siphon.fr)の中に、面白い画像を発見。

これはハンドル部分のカタログページ。シリエ・パヴァール社は、シフォン器具のメーカーなのだな。

こちらはシリンダー式の小ロット用機械。液体二酸化炭素を外付けして使う。15本または25本の製造が可能。

これは外付けガスがないので、一体型?「バルブ栓&強硬ケース」とある。

こちらは毎時600本製造可能なダブルモデル。

毎時700-750本製造可能なクアドラプルモデル!でもよく考えたら、ダブルモデルの2倍なのに、1200本作れないってなんだか変…?
ガス注入も脱気も自動制御。シングルモデルもダブルモデルも強固な蓋付きなのに、4本のオートマモデルだけは剥き出しだ。手動だと、ついガスを入れ過ぎて爆発する危険があったのか?!

昔は結構な手間をかけてソーダ水を作っていたのだな。