JOYEUX NOEL | 2016

いつものメンバーで、いつもの食器で、ほぼいつものメニュー。ただ、「食べ過ぎ苦しい」感を無くすべく(楽しい宴に苦しい感覚が少しでも混じるのは避けたい)、今回は前菜のサモサとブッラータチーズを省いてみた。ゲストのTがアイスケーキやマカロンなど思いがけず色々持ってきてくれたので、前菜を減らしておいて本当によかった。

ここしばらくデパートLe Bon Marchéの食品館(La Grande Epicerie de Paris)で調達していたクリスマス・ツリー型のパン、なんと今年は作っていないと言われる。仕方がないので、リース型のパン(麦穂の形のパン「エピ」を丸めた感じ)と、藁風の紙紐で数種のミニパンを結わえたものを購入。このパンの上にフォアグラを盛った皿を載せたら割とかわいい。
まずは前日から冷やしておいたシャンパーニュ(スーパーマーケットのポイントを1年分貯めて買ったLansonのGold Label 2008年だ!)で乾杯し、フォアグラをそれぞれが好きなだけ取り分けて食べる。今回は瓶入りでない円筒型のフォアグラを買ってみた。この方が取り分けやすいかなと思ったのだけれど、綺麗にスパッと切るのが難しい。フォアグラ専用のワイヤーカッターを買った方がいい。

イベリコ豚のベジョータハムにロモ(ホワイト・テンダーロイン)があるのを見つけたので試してみた。「パプリカ無し熟成」と書かれたロモ、食べた瞬間に来年もこれを買おうと決心。さすがフィレの一番良い部分、非常に柔らかく上品な味だった。来年と言わず、すぐにでも食べたい…

メインは牛肉ローストとジャガイモのピュレ。これまた例年の如く、ボンマルシェの肉屋でCœur de Rumsteakをロースト用に結わえて貰おうと思ったら、「ロースト用はこれです」と牛フィレ肉がロースト用にすでに結わえられたものを示された。ちゃんと最高に柔らかいって太鼓判押されたし、こっちの方が少し安いし悪くない、まあいいや。180度のオーブンで15分焼いて、そのあと12分ほど寝かせた状態で食卓へ。確かに、いつものCœur de Rumsteakと比較しても、キロ当たり価格の差がそこまで感じられなかった。来年もこれでいいかも。

1年前に買ってあったけれど飲む機会の訪れなかったブルゴーニュの赤ワインをやっと開ける。我が家にはワインを適切に保存する設備がないので、万が一の品質劣化の場合に備えて別のワインも買ってあたのだけれど、出番はなかった。

36ヶ月熟成コンテとカンタルのSalersはモントルグイユのチーズ屋で、トリュフ入りブリーはボンマルシェで購入。

トリュフ入りブリーを買いにマドレーヌまで行くのが億劫になってボンマルシェで買ったけれど、来年はやっぱり面倒でもマドレーヌに行こうかな。トリュフ香のインパクトが結構違うのがわかる、これは重量当たりの価格差が如実に表れるタイプの品物だ。

ジャック・ジュナンで12月初旬に予約した栗のビュッシュ・ドゥ・ノエル、ここで2本目のシャンパーニュを開栓。
王道の格調高いレシピ、甘さ控えめで軽い食感、これぞパリというシックなデザインは、さすがプロの仕事。俳優に例えると、ランベール・ウィルソンのような端正さ(私は、ものの味わいを役者に例えるという妙な癖がある。ワインでもよくやる、メインと飲んだブルゴーニュは、例えるとすれば、背中の開いた黒いドレスを纏ったミレーユ・ダルクだろうか)。それと、予想していたよりも大きいのでびっくりした。