パリ3区(rue de Bretagne)のブロカント | 2016/11 前編

年に2回のお楽しみ、3区の大きなブロカント

まずは衣類を数点。19世紀末の紳士用リネン製パジャマの白2着と青色に後染めされた1着、同じく女性用の青色に後染めされた1着。小さいサイズで状態も良いので、次回の神戸でのアチコチズストアに持って行く予定。

知人Tのスタンドで、ブルガリア軍の料理人用作業着のデッドストックを1着(Tがまだ店出し作業を全て終えていなかったので、「もし見つかったら取っておいて」と頼んで、午後に改めて引き取りに来た)。

そしてなんと、また見つけてしまった自立ハンガー什器。なぜか同じブロカントで毎年これを見つけている

木に真鍮に朱色のペイント、肩部分の曲線、台座の正方形の重なり、全てが好みで一目惚れである。値段を尋ねて返事を聞いて5秒で支払っていた。しかも高さ調節可能、こんな素敵なヴァレ(正確には個人宅用のヴァレではなく、店舗用什器なのだが)はまず見つからない!

デザインの様子から、おそらく1920~30年代のものだと見当をつけている。この時点で両手に荷物満載、素手でヴァレを握っているので外にいるのが辛くなって来た。知人Lに挨拶だけして一旦家に戻ることにする。

自宅のドアを開け荷物を玄関に置き、またすぐに出かける。ある商品の入荷を逃すまいと、この週ほぼ毎日通っていた衣料品店へ。取り置き不可能だと思って特に頼んではいなかったのに、私の希望商品をキープしてくれていた。あんまり毎朝現れるから、とうとう店中のスタッフに顔を覚えられてしまったらしい。

付属品の誂え注文をして支払いを済ませ、今度はブラック・フライデー目当てで別の店へ行き、その後また3区のブロカントへ戻る(なんと忙しい日だ)。

諸々の用事を済ませて帰宅、埃を拭きながら改めてヴァレを隅々まで眺めると、台座の裏に刻印がある。

Siegel、あのマネキン・ボディーで超有名なSIEGEL & STOCKMANのSiegelだ!

公式サイトにも「Siegelブランドは1920~30年代のアール・デコ時代に最盛期を迎え、パリのほぼ全ての服飾店と取引があった」とあるので、やはり私の買ったヴァレも同じ頃の品物なのだろう。