Saint-Cloudのブロカント | 2013/03

1週前の週末に行った、パリの西郊外Saint-Cloud。2011年2012年に続き3度目の訪問なので、もう地図なしで回れる。

BYRRHの文字入りの小さな皿は、カフェの勘定用皿。すでに2枚持っているのと同じ。

集合写真の下敷きになっているのは、この木箱。

1900年頃の品で、蓋の裏側に反り防止の板が2枚貼られた、ていねいな作り。

売り主の女性が並べていた木製品は、私の好みの物ばかりだった。彼女も私のバッグやストールを気に入っていたので、お互いに趣味が合う。また来年、会うのを楽しみにしておこう。

イギリスのJames Keiller & Sonsのジャム瓶、中身はもちろんマーマレード。
1862年にロンドンで、1873年にウィーンで受賞とあるので、1875年くらいのものか。ゆがんでいてシミだらけで、貫入もヒビも飼いならした、貫禄ある姿。

Jaz社の手巻き式の旅行用時計、1960年代頃のもの。ちゃんと動く!
アラーム音が昔の電話のベルみたいで面白い。シンプルな文字盤も好み。

小さいハサミ。刃の形が少し不思議で、

かなり厚みがある。

用途別に細かく道具を分けるフランスのこと、「これは何用のハサミですか」と訊いたらなんと、角砂糖を切るハサミだそうで!

昔の角砂糖は小分けされていなかったので、長細い塊をハサミで切って使っていたそう。たまたま居合わせた別の男性から「子供の頃、うちでも使っていたよ」という証言もあり、1920年頃のものではないかと。

砂糖専用のハサミを創るとは、フランス人、やっぱり面白い…

1950年代頃のクルミ&ヘーゼルナッツ割りと、柄の装飾が素敵なナイフ。

ある人からクルミ割りを買った後、「去年もここのブロカントでクルミ割りを見つけたんだったな、あの老婦人は元気かな…」と思いつつ進んで行くと、前と同じ場所にスタンドを出していた彼女と再会!彼女も私の事を覚えていて、「あのクルミ割りと同じシリーズのナイフだから、あなたの手元に行くと思うとうれしいわ」と。

19世紀の陶製クグロフ型。最近ずっと探していたのだ!

ヒビは多少あるものの、まだまだ現役。

すすけた裏側の表情がいい。