Courcelle-sur-Yvetteのブロカント | 2016/08

パリ市内に面白そうなブロカントが無いので、電車に1時間も揺られてやって来た南郊外のブロカント。ここに来たのは約1年半ぶりだ。恐ろしく暑い日だった上に最も気温が上がる時間帯で、着いて間もなく「なぜわざわざこんな遠い所まで1人で来たのだろう」などと思う。
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先月手に入れたM36ジャケットに足りないボタンを地道に探しているのだが、あるスタンドで、シャンパーニュ瓶の木箱(1976年ヴィンテージだった)にどっさり入ったボタンを発見。ちょうど探しているようなベークライト製の焦げ茶色ボタンを見つけたので「これは!」と真剣になって探し始めるが、文字通り山ほどあるので大変である。店じまいを始めていた売り主に慌てて値段を訊いたら「箱ごと全部」の値段が返って来て、「数個でいいんだけど」「数個でも箱ごとと同じ値段だよ、すごく高く着くよ。まあ好きにすればいいけど」というやり取りの後、もう暑いし面倒だし、箱ごと全部引き取ることにした。家でゆっくり探せば目的のボタンが見つかりそう、という予感を信じる。

ただでさえ本数の少ない日曜日の郊外線、さらに夏休みダイヤなので20分に1本しか電車が通らない。着いた時点で帰りのパリ行きの時刻は確認済みで、そろそろ引き上げて駅に向かおうと思っていたところ、趣味の良い工具類を並べているスタンドを見つける。
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1930年代に学校教育(小学校か中学校)で使われていたという木製メジャーカップ。使われた形跡が無い新品なので、備品棚から1度も出されなかったのだな。
大きい方から、Double Litre(2L) / Litre(1L) / Demi Litre(1/2L) / Double Décilitre(0,2L)。書体がグーテンベルク書体のようで珍しい、もしかしたら、ドイツによる占領時代の物かも知れない。口径部には真鍮の帯が巻かれていて、「磨くとピカピカになるよ」と言われたが、いや、むしろこの鈍い色の方がいい。
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入れ子になる。
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BOISSELLERIE LEGER POITIERSの刻印。少し調べていたら、この木工製品製造業社のものらしい、1950年代発行の請求書を見つけた。
Leger-facture
さて、暑い中を帰宅して早速ボタンを洗い始めたものの、その量の多さと汚れ具合に改めて驚愕。計量したら2,8kg強もある。ボタン1個は平均3gくらいとして、1000個近くも買ってしまったのか。結局、毎日少しずつ洗って乾かしてを7日繰り返し、やっと全てを洗い終えた。上の画像には大きなボタンだけを選んで写したけれど、直径5ミリくらいの極小の物もある。くるみボタンも木製のボタンも革のボタンもガラスボタンもある、ワンピース用の留め具やチャコペンシルのかけらみたいな物まで混ざっていた。で、あるだろうと楽観していたM36用のベークライトの焦げ茶色ボタン(直径24mmと17mm)は、結局見つからなかった!なんということ!ベークライト製でかなり近い形で同じサイズで黒色、または、かなり近い焦げ茶色で1mm強大きい、というのは結構な数あるのに。1mmくらいの誤差なら見過ごせると思いかけるが、ボタンホールを通らないから困る。幸いにもダブル・ブレストのジャケットなので、ボタンホールに関係ない側に、今回買った中で最も見た目が近いボタンを仮付けした。涼しくなったらすぐにでも着たいのだ、あのM36を。
というわけで、にわかボタン長者なので、姿の綺麗な物を選りすぐって、この秋の神戸での販売会にも一部を持って行く予定。