パリ18区(rue Championnet)のブロカント | 2016/07

出かけないつもりでいたはずが、やっぱり散歩に行きたくなった。
暑さがピークに達する15時頃に、わざわざ訪れた18区のバザー(少しだけプロの業者もいる)。

遅い到着なので、ひときわ人が多かった。
歩き始めて早々に、なにやらキラリと目を惹く品が。
長らく飾られていたということで、裏側に針金の掛け金具が付いている。

1度手に取って値段も訊いて、ひと回りしてくると言って立ち去ったものの、結局は急ぎ足で戻って買う。
もう誰かに買われてしまったかもしれないと気になって気になって、坂道を転がるように降りた。

フランスらしい意匠ではないので、おそらくイギリスの品だと見当がついていたものの、刻印が一部欠けている上に、小さくて読めない。
帰宅後、読める文字だけを打ち込んで検索したら、無事に窯の名前が分かった。
Leeds Potteryだ。

Leeds Potteryは1760年創業で、この手の透かし彫り装飾のクリーム・ウェアと呼ばれるデザインが特に有名らしい。

刻印にはLEEDS * POTTERYと真ん中に「*」が入っているので、資料によるとわりと初期(18世紀末)に作られた物だろうか?それとも、復刻版の製造が始まった後の時代の品だろうか(Leeds Potteryはクリーム・ウェアのシリーズを現在も製造し続けている。復刻デザインというのは、刻印もそっくり真似るもの?)。

売り主の女性は「時代は1930年代、かな…」と言っていた。
おそらく、彼女の祖母の世代から家に飾ってあったのは記憶に確か、という感じなのだと思う。今の所、1860年から1930年頃の品、ということにしておこう。

小ぶりな菱形というのが珍しく、リムの透かし彫りも綺麗だ。