パリ3区(rue de Bretagne)のブロカント | 2012/05 後編

前日すでに行ったものの、急ぎ足で全てのスタンド前を「通過」したという感じがぬぐえず(午後から予定があったので)。 不完全燃焼を解消すべく、再訪問した。

タイミングよく友人Jさんより「今日行こうかと思うんだけど!」というSMS、区役所前の軽食屋台で買ったトゥールーズ風ソーセージ入りのサンドイッチをかじりながら、公園のベンチで彼女の到着を待つ。

Jさんと言えば、私に「バスク熱」をジワジワと仕込んだ張本人。
到着の電話を受けて合流した時にはすでに、布屋のスタンドでバスクのテーブルクロスを広げていた。

初めて手に入れたバスクの布。

中央と右端はふきんで、左端は食事用のナフキン6枚セット。詳しいJさんに色々教えてもらいながら選ぶのは楽しい。

地の織り模様の美しさに感動。こんなに手の込んだ織物を日常使いするなんて、バスク人、素敵だ…

19世紀製の木箱に、17世紀の模様(Cubes sans fondというらしい。Astier de Villatteの作るノートの模様と同じ)が描かれた、Grand Coffret Ravenne(ラヴェンナの手箱)と名付けられた作品。

しばらく見とれていると、熱心に商品説明を始める30歳くらいの男性2名。
彼ら、古いオブジェや家具などをブロカントで見つけては、それぞれに合った模様や塗りを施して作品を創っているのだそう。

技法にもこだわりがあり、この木箱の場合は、テンペラ画の技法で時間をかけて塗られている。「まるで元からその佇まいであったかのように」自然に古びた感じを表現するのがポリシーで、角の擦れたような色落ちや、まるで日焼けしたかのような色づかいにセンスを感じる。

ブロカントの変化球、これはよい出会いだ。

それにしても、センスのいい友人と一緒に回るブロカントは、いつもの3倍は楽しい。