パリ20区(Cours de Vincennes)のブロカント | 2015/10

神戸での2日間限定販売イベントまで、とうとう1週間を切りました。あとは飛行機さえ無事に飛んでくれればOKということで、出発前の最後の更新。

10月半ばの土曜日、いざ出掛けた13区にはブロカントは無く(日曜日の勘違いだった)、そのまま19区某駅に行ったものの、一見してイマイチだったのでまた移動。
3度目の正直と思って11区のFaidherbe-Chaligny駅周辺へ。

顔馴染みの軍物スタンドが出ていたので少し話した後、フランス海軍のコットン製ワークパンツを購入。

翌日は同じブロカントに直行、少し前に偶然に入手した、出自が謎のリネンのセーラーを鑑定してもらおうと着ていった。

すると、プロの業者が2軒とも「これは見たことがない、1930年代かそれより前の潜水艦乗組員のものだと思う。相当に貴重なはずだから大事にね!」と。

生成りヘリンボーン地の身頃、青いセーラー襟に3本白線、どこを見ても何の表記もない(謎の数字を羅列した、オレンジ色の布切れがホチキスで留めてあった以外は)ので、フランス軍もしくはイタリア軍の可能性が濃厚だ、と。

たまに表記忘れの品が見つかるラテンの国々と対照的に、ドイツ軍の物には必ず全てに表記があるらしい、面白いな!

この日はついでに、イギリス軍の黄色いコットン&シルク製のスカーフも購入。

その後、20区のCours de Vincennesへ。午後もかなり遅かったので、混雑していた。

「クロモ」と呼ばれる、オフセット印刷以前の技術で刷られたカード。

鳥の頭を被り、虫捕りに興じたり横笛を吹いたりする謎の人々とか、トロカデロ広場の昔の風景とか、電車に乗り遅れて絶望する夫婦とか。

1950年代の刺繍用の型紙カード。1746年創業の老舗糸メーカーDMCが作ったもので、寓話Fables de la Fontaine(ラ・フォンテーヌ寓話)がモチーフの全20柄、完全版。

「ウサギとカメ」なんかはすぐに刺し終わりそうだけれど、「ライオンとネズミ」は難しそうだ。鮮やかな色が特長の刺繍糸の販促グッズらしく、カード自体の発色も鮮やかで、見ていて楽しい。

こちらは、ピンク色の袋入りベーキングパウダーで有名な、Alsaの付録のミニレシピ集、1930年代のもの。そういえばAlsaのロゴ入りの小さいボウルも持っているんだった、と思い出す。

限られた色数と印刷技術でも、こんなに魅力的な冊子が出来るのだ。多色使いは表紙と中央の4ページのみというところに、昔のカラー印刷の高価さを思う。

不思議なのは、表紙と同じ紙面上なので技術的には4版刷りが可能なのに、赤青の2版で刷られた裏表紙。ひと目で表紙がどちらか分かるように、あえて区別したかったということか。