パリ7区(Ecole Militaire)のブロカント | 2015/09 その2

約1ヶ月後に迫った、神戸での2日間出張ブロカントを控え、準備にいそしむ毎日です。
9月の7区のブロカント日記の続編。

この日、まず最初に訪れた20区では特に何も見つからず、単なる散歩。というか、面白い物はちらほら見かけたのだけれど、前日に7区で買った印刷物の興奮度とつい比べてしまい、冷静だった。結局、メトロに乗って7区を再訪することに。

あのティン缶、まだ売れていないといいな… いやいや、売れてしまっていれば諦めがつくってもんだ、高い品物だし、ああでも売れ残っていて欲しい… という、非常に複雑な心情。

駅から出て一目散に、目的のスタンドへ向かう。少し手前で「あ、まだある!」と、例のティン缶の姿を認める。もうこの時点で、再会の喜びしか湧いてこなくて、買う気満々。

「あ、戻って来ましたね!」
「あの缶、もう1回だけ手に取って見てもいいですか!」
「もちろん」
という会話の後、ちょっとだけ値切って購入に至る。

売り主の男性も、「30年で見かけたのは4度」だと言う。イギリスの古い回転式本棚をかたどった、Huntley & Palmers Biscuits社のティン缶。



去年見つけたデザイン違いのティン缶に比べると、かなり良い保存状態である。調べたら、アメリカの骨董品販売サイトでは目の飛び出るような価格(1000ドル近く)がついていたりする、ひぇー!

本のタイトルが、当時の人気作品を物語っていて興味深い。左下の年鑑、Whitaker’s Almanackが1905年版なので、この缶は1905年生まれ。こういうニクいデザインが、さらに心にグッとくる。色づかいも知的で好きだ。