パリ9区(Bd. Haussmann)のブロカント | 2015/07

パリ12区のブロカントの後、続けて向かった9区。ここのブロカントには何度か来ているけれど、規模がちょうど良くて、出店者の雰囲気も好み。

右は1950年代のフランス陸軍のシャツ、デッドストック。売り手にはチノ・クロスと言われたが、コットンで綾織りじゃないから、厳密にはチノではないような。

左は熱帯で活動する時用の袖無しトップで、蚊よけ加工生地製と書かれたラベルが(もうとっくに加工は消えていそう)。

いかにもアール・ヌーヴォーな意匠が手描きされた、特大タイル。デザインから想像するに、19世紀末から20世紀初頭の品(タイルの刻印は食器とは別物らしく、資料が乏しいので時代を特定するのが難しい)。

入り江に帆船にツバメ、アール・ヌーヴォー独特の曲線を描くアイリス(と思う。アール・ヌーヴォー意匠に頻繁に登場する)の茎。どんな趣味のいい邸宅の浴室の壁に嵌められていたのだろうと、想像をたくましくしている。

ひと目で気に入ったものの、すぐには買わずに他のスタンドを見て回っている時に、「さっきのタイル、チーズ用のボードとしてすごくいいと思うんだよね、こうしている間に売れちゃったらどうしよう?」と呟いたら、「ボロッちいタイルにそんな用途を見出して欲しがるのは君くらいしかいないから大丈夫」と、あっさり夫に言われた。戻って来たら、ちゃんと売れ残っていた。