南仏の町 Barbentane その5

車を持たず、どこに旅しても徒歩移動を楽しむ私。長い滞在も都市部なら飽きないのだが、自然だらけの田舎では少々苦しい時もある。自転車があれば、遠出できるし運動にもなるしで一石二鳥だ。義父宅ガレージでの保管を快く承諾して貰えたので、アヴィニヨンのスポーツ用品店に車で連れて行ってもらう。
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約150ユーロのVTTを購入。ヘルメットと水筒などの小物も合わせると、200ユーロほどの支出。自転車に乗るのは18年ぶり、店内試乗も転ぶんじゃないかと内心ドキドキした。さっそく、義父がブレーキ等のチューニングを。保管だけでなくメンテナンスもしてくれるとは至れり尽くせりである。

壁際にあるのは義父達の自転車。夫の家族は自転車一族で、特に義父の弟の2人の子供は幼少時から毎日トレーニング、競技用ジャージを着るのが普段着の時間よりも長い生活。長女は国内選手権で常に上位保持者、プロのスカウトもあったらしいが別の道を選び、自転車は趣味として継続。趣味と言っても、週に何度も時速40-50kmで遠出するのだから、パワフルである。

初乗りに目指したのは義父宅より6km先の大修道院、Abbaye Saint-Michel de Frigolet。
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Barbentaneを出る最初の坂道が心臓破り、そこさえ越せば割と平坦。ギア付き自転車が初めてなもので、少しでも傾斜を感じる度にガッチャンガッチャン回して夫を笑わせた。車もほとんど通らず、景色(といっても雑木林か草原)を眺めながらの快適な走り。途中、何台もの自転車乗りとすれ違い様に挨拶を交わすが、私は呼吸に忙しくて笑顔じゃなかったかもしれない。
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これが大修道院。
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原型は12世紀に遡り、主な姿は17-18世紀までに完成。
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オーガニック食材を使った料理を出す食堂もあり、一般人も入れるよう。
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この写真は、翌日の遠出途中にここを通った際に撮ったもので、大修道院を抜けた奥。見張りの塔のようなものがたくさん建っている。
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見張りの塔の中に、こんな文字が。
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大修道院の中の教会Notre-Dame du Bon Remèdeは予想に反してカラフルで、絵柄はアルフォンス・ミュシャを彷彿とさせる… と思ったら、ここはミュシャ活躍と同時代に装飾されたらしい。当時の流行の絵柄という事か。

教会の土産物屋を覗きたかったのに、なぜか入り口が見つからずに諦めた。
さて、この大修道院から更に7km離れた、Boulbonという町に向かう。