パリ13区(Bd. Vincent Auriol)のブロカント | 2015/05

パリ13区のメトロ高架下で開催のブロカント、ここに来たのは約3年半ぶり
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とても良い状態の広告プレートを見つけた。値段を訊いたら思ったより高かったので1度は諦めて立ち去り、数分後には戻って来て購入。パリの北にある街Beauvais(格安航空便用の空港で有名)の、Morelという生地商店の広告入りのデザート皿。裏に、パリの陶器メーカーDreyfusの刻印がある。モチーフはボーヴェの街にあった高校の校舎、おそらく「街の名所シリーズ」の1枚?
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1931年型のフランス陸軍(Infantrie=歩兵隊)将校の礼服上着(パレードではなくて、パーティー用らしい)。肩章とベルトが欠けた状態。
襟と袖口に使われている赤色は1829年にシャルル10世(1824-30年のフランス王)が採用、この上着と対のパンツも同色。スタイリッシュでエレガントなカラーリングではあるが、遠くの敵兵からも容易に見つけられてしまうという欠点に第1次世界大戦で気付いて、変更したそうな。美しい色の高級素材は王室の権力財力誇示には最適なれど、遠方からも攻撃出来るように兵器が進化すると、途端にその華美さが仇になったという。たかが赤パン、されど赤パン。
garance1915-1931
左が1915年型の歩兵服、右が1931年型の歩兵隊将校礼服(今回買ったものと同じデザインで、袖口の階級ラインの本数が違うだけ)。歩兵隊の赤パンは第1次大戦後に廃止されても、戦闘に使われない礼服には伝統的なデザインが残ったということですな。

この赤はRouge garance(ルージュ・ガランス)と呼ばれ、南仏で栽培される植物Rubia tinctorum(アカネ)で染め上げられる気品ある色。日本の茜色よりも鮮やか(どちらかというと猩々緋色のような)で、透明感のある純粋な色なのに攻撃的な感じがしない。画像検索していて気付いたけれど、エルメスのバッグの赤として有名なのだな、フランスらしい赤色。

上下1個ずつ欠けているボタンは、ネットで探して購入済み。
ダッフルコートかと思うような重さ、よくこんな代物を着て何時間も過ごせたものだと感心する。恐ろしく肌触りのいい布地で、仕立ての技術も素晴らしい。
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以前にも買った事のあるフランス海軍の1950年代の制服、未着用のデッドストック。
自分で着てみて実感中なのだが、肌に貼り付かない最高級の麻製で炎天下でもサラサラ快適、なのに冷たい強風にも寒さを感じないという素晴らしい生地。洗えば洗うほどに柔らかく馴染むので、ボロボロになって寝間着になるまで手放せなくなるタイプの服なのが分かる。さすがはイタリア軍の「敗戦の負債」、最高級の布地である(負債を支払う現金が足りずに高級布地で一部を納めた、その生地で出来ているという逸話を以前、プロの軍服屋に聞いた)。良い生地というのは、人の体温調節に全く負担を強いないものなのだ。