パリ11区(Bd. Richard-Lenoir)のブロカント | 2015/04

しょっちゅう訪れている気がするのに、意外に久しぶりだった、Richard-Lenoir大通りのブロカント。

アール・デコ模様のソーサーを3枚。

デパートGaleries Lafayetteのオリジナル商品で、Lunéville窯の製造であることを示す刻印がある。同じシリーズのコーヒーカップとデザート皿2枚を持っているんだった。

昔のソーサーは、カップの底面径に比べて皿中央のくぼみが広くて浅い(=カップはソーサーのくぼみの上で少し動く)ので、菓子受けの小皿としても使えるのが魅力。

Longwy窯のデザート皿、19世紀のもの。

アール・ヌーヴォー意匠で、3羽の鳥が五角形のフォーメーションで飛び、アザミと思しき植物のツタ模様が、整然と繰り返されている。

幾何学的なレイアウトなのに不思議な躍動感があって、眺めていて飽きない。
六角形の均整の取れた静かさとは対照的だ。

並んで飛ぶ鳥の表情が、これまたかわいい。
絵に魅力のある皿は、1枚しかなくても買ってしまう。そのうち2枚目が現れることを、少しだけ期待しつつ。

真鍮らしき材質の歯に、銀メッキ製の柄がついたケーキ用フォークを6本。

料理別・食品別・用途別に、いったいいくつの型があるのか謎な、フランスのフォーク。

3本歯で左歯の外側がナイフのようにまっすぐなのがケーキ専用フォークの特徴だそう(ナイフとペアで出されるデザート用フォークは4本歯)。さすが、砂糖を切る専用のハサミが存在した国だ。

柄の部分にはCMのイニシャル入り。真鍮の歯は、磨いたらだいぶ明るい色になった。

Christofleの銀メッキスプーン。
左下に写っているのが、このたび新たに見つけたもの。

晴れて5本になったはずなのだが、撮影の際に1本並べ忘れたようだ。
ついでにと思ってカトラリー入れを総ざらいして掃除したら、ちゃんと5本あった。あと1本で、6本セットをコンプリート!

そしてこちら、フランス海軍の制服。
新品ではないものの綺麗な状態で、小さめサイズ。